記者会見の様子
記者会見の様子
(出所:生協共立社)
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 山形県の生活協同組合である生協共立社(山形県鶴岡市)は、太陽光や風力、バイオマスなどの再生可能エネルギー由来の電気を積極的に取り入れた電力小売サービス「コープのでんき『COCOENE(ココエネ)』」を5月18日から申し込みを開始した。

 再エネの固定価格買取制度(FIT)を利用して、売電している「FIT電気」を利用する。

 FIT電気75%の「ソフトでんき」と同17%の「コスパでんき」の2種類のプランを用意した。ソフトでんきは、秋田・岩手・青森・福島(予定)の東北各県で作られる地産地消の再エネ由来電気を含むプラン。電気料金は、東北電力従量電灯Bと比べて、120kWh以上使用の場合は月額で109円程度高くなる見込み。日本生協連の子会社である地球クラブが電気を提供する。

 コスパでんきは、再エネ由来のほかFIT外の火力、水力、バイオマスなどで作られる電気も合わせて供給する。東北電力従量電灯Bと比べて120kWh~300kWhは3%割安、300kWh超は6%割安の料金体系で、毎月平均300kWh使用の場合で年間約2000円安くなる見通し。コープ東北の子会社であるコープでんき東北が電気を供給する。

 共立社では、約5万3000件の口座引き落とし契約会員のうち約1割にあたる5000件の加入を目指すとしている。