太陽光発電システムを手掛けるエクソル(京都市中京区)は5月17日、双日の100%子会社で、合成樹脂材料や電子材料などの国内販売や輸出入を手掛ける双日プラネット(東京都千代田区)と業務提携したと発表した。

 フィリピンにおいて、両社の太陽光発電システム関連製品をパッケージ化して販売する。エクソルが取り扱う米ファーストソーラー製の化合物半導体型薄膜(テルル化カドミウム:CdTe)系太陽光パネルや、双日プラネットが取り扱う米ショールズ製の分岐ケーブルなどを組み合わせる。

 フィリピンは、高温多湿な環境のため、こうした環境でも出力が低下しにくい化合物半導体型パネル系の利点が生きるとしている。フィリピンに置いて、ファーストソーラー製パネルを年間10M~20MW分、販売する目標を掲げている。

 将来的には、タイやミャンマーなど他のASEAN(東南アジア諸国連合)への展開も検討している。日本国内でも、双日プラネットが取り扱うケーブル、パワーコンディショナー(PCS)などを拡販していく。