京都大学は2017年5月22日、グラフェンに赤外パルス光を照射すると、波長が5分の1、7分の1、9分の1の可視パルス光が生成されることを発見したと発表した。この現象は「高次高調波発生」と呼ばれる。固体を用いた高次高周波発生の物理的メカニズムにはこれまで統一的見解が得られていないが、炭素の単一原子層の超薄膜であるグラフェンで実現した今回の発見は、この見解に大きな知見を与えると期待されている。
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