ゴルフ場時代の起伏を生かしてパネルを配置
ゴルフ場時代の起伏を生かしてパネルを配置
(出所:パワーマックス)
[画像のクリックで拡大表示]
海にも近い
海にも近い
(出所:パワーマックス)
[画像のクリックで拡大表示]

 太陽光発電関連を手がけるパワーマックス(福岡市博多区)は4月26日、島根県浜田市に開発された、出力約12MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)の管理・施工を担当したと発表した。

 同社は中国の資本で設立された企業で、発電事業者も中国系の企業とみられる。竣工式には鳩山由紀夫元首相や、中国の駐日大使館の景春海・経済商務参事官などが参加したという。

 旧・浜田ゴルフ&カントリーリゾートの跡地を活用した「浜田II期12MW太陽光発電所プロジェクト」で、敷地面積約18.5haの土地に立地する。

 売電価格は36円/kWh(税抜き)。年間発電量は、一般家庭3300世帯分の消費電力に相当する、約1200万kWhを見込んでいる。

 同じ浜田ゴルフ&カントリーリゾートの跡地には、出力約11MWの第1期プロジェクトが2015年11月に完成し、稼働している。こちらの売電価格は40円/kWh(税抜き)となっている。

 この第1期の実績から、第2期についても、パワーマックスがプロジェクトの企画・設計・管理・施工を担当したとしている。

 第1期と第2期の合計出力は約23MW、合計投資額は約70億円としている。

 第2期の約12MWには、タイPremier Solution社、韓国の新韓BNPパリバ資産運用、韓国Dohwa Engineering社などが投融資や技術面で開発に関わっている。架台は、ドイツMKG社が供給した。

 投資額は約30億円で、約4万6000枚の太陽光パネルを並べた。

 太陽光パネルは中国・正信光電グループ製、パワーコンディショナー(PCS)は中国・華為技術(ファーウェイ)製の分散型、敷地内のサブ変電所の昇圧変圧器は中国・海鴻電気製、特別高圧送電線への連系設備は東光高岳製、遠隔監視システムは中国・長虹製を採用した。