京都大学と首都大学東京、理化学研究所(理研)、東京大学物性研究所、仏ラウエ・ランジュヴァン研究所(ILL)、米国立標準技術研究所中性子研究センター(NCNR)の研究グループは2016年5月18日、スピン液体と呼ばれる量子状態を示す物質「テルビウムチタン酸化物(Tb2Ti2O7)」で観測される「隠れた秩序」を解明したと発表した。実験結果と理論計算により、この謎の秩序は、テルビウムイオンが持つ「電気四極子」という電子の軌道自由度の秩序化であることを明らかにした。
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