2050年に向けた中長期環境ビジョンを公表
2050年に向けた中長期環境ビジョンを公表
(出所:富士通)
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気候変動の緩和と適応、自らのCO2ゼロを掲げた
気候変動の緩和と適応、自らのCO2ゼロを掲げた
(出所:富士通)
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 富士通は5月12日、2050年にCO2排出量をゼロにする中長期環境ビジョンを公表した。データセンターなどの革新的な省エネ技術対策を導入したうえで、電力会社から再生可能エネルギー発電による電力を購入したり、炭素クレジットやグリーン電力証書などを購入したりすることで、自社排出分の全量を相殺し、CO2排出ゼロを達成する。

 同社の公表した2016年版の環境報告書によると、富士通グループ全体のCO2の直接排出量(スコープ1:自社施設から直接、排出した分)は18万9000t、間接排出(スコープ2:自社施設の使用電力が火力発電所で排出した分)は68万6000tとなっている。

 「CO2ゼロ」目標の範囲は、スコープ1と2に加え、同社グループ社員がテナントビルを借りて行った事業活動で電気を使用し、間接排出した分も含める。