KDDIは、自己採血キットによる血液検査とWebサービスを組み合わせたセルフ健康チェックサービス「スマホ de ドック」について、2015年度に東京都足立区で実施した実証事業の結果を明らかにした(関連記事)。

「スマホ de ドック」のアプリ画面(上)と検査キット(下)
「スマホ de ドック」のアプリ画面(上)と検査キット(下)
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 検査完了者は865人だった。うち医療機関を受診し、糖尿病と診断された人が73人と約8%を占めた。該当者は過去3年間、特定健診を受診していない。

 検査完了者の医療機関受診状況は、次の通り。「受診勧奨判定値」の対象者が404人(男性229人/女性175人)で、うち医療機関受診者数は約64%の258人(男性129人/女性129人)。「保健指導判定値」の対象者は393人(男性148人/女性245人)で、うち医療機関受診者数は約60%の234人(男性75人/女性159人)。検査結果に異常値があった人の約60%が、医療機関を受診したことになる。

 受診勧奨判定値と保健指導判定値は、スマホdeドックの検査結果に基づいて足立区が設定した。医療機関受診者には、風邪などの理由による受診も含まれると想定されるという。