1枚の太陽光パネルから充電できる
1枚の太陽光パネルから充電できる
(出所:慧通信技術工業)
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 電気通信設備を手掛ける慧通信技術工業(兵庫県神戸市)は4月19日、熊本県を中心に大きな被害が生じている熊本地震の被災地への支援として、太陽光発電電力を充電できる機器を無償で提供すると発表した。

 太陽光パネルと、簡易式の充電制御装置(ソーラーチャージコントローラー「ぬ型」)を提供する。避難所などで簡単に活用できる機器としている。

 1枚の太陽光パネルで発電した電気を、車のシガーソケットに差し込むだけで、エンジンをかけなくてもバッテリーを充電できる。ボランティア向けの簡易充電ステーションや、避難中に車内で待機している際の利用を想定している。

 今回の無償提供に際し、デンカシンキ(愛媛県松山市)が、自社製の太陽光パネル「ウィルパワー」を準備した。被災地向けに用意したのは、出力277W/枚の単結晶シリコン型パネル。

 また、提供するシステムの製造を、WQ(東京都中央区)が支援した。