太陽光パネル大手の中国JAソーラー(JA Solar)は9日、河北省邢台(ケイダイ)市の工場で高効率タイプの太陽光パネルを量産し始めたと発表した。

 同工場での年間の製造能力は1.5GWで、従業員一人当たり2MWの生産性を見込んでいる。

 セル(発電素子)の自動配線装置(ストリンガー)には人工知能(AI)技術を搭載しており、4本バスバー構成と5本バスバー構成を自動的に切り替えることが可能という。また、60セルと72セル、従来型または両面ガラスといった各種パネルの製造に対応している。

 今回の新工場稼働に際し、JAソーラーの靳保芳(Jin Baofang)会長兼最高経営責任者(CEO)は、「技術革新を重視し、高品質な製品を求める顧客の需要に応えるために製品性能を引き続き改善させていく」と述べている。