「茨木4号配送センター」完成パース図
「茨木4号配送センター」完成パース図
(出所:三菱倉庫)
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 三菱倉庫は5月1日、大阪府茨木市に医薬品対応倉庫「茨木4号配送センター」の建設に着手したと発表した。太陽光発電システム、高効率空調、全館LED照明といった環境負荷低減効果の高い設備を導入する。竣工は2018年7月の予定。

 名神高速道路・茨木インターチェンジの至近に位置する西日本向けの医薬品配送センターとなる。医薬品専門の運送子会社であるDPネットワーク(埼玉県八潮市)とともに展開する医薬品保冷配送サービス「DP-Cool」の配送中継ターミナル(ドックシェルターに直結した保冷荷さばき場)を設置し、PICS/GDPガイドラインに準拠した高品質な医薬品物流サービスを提供する。

 全室空調、全床防塵仕様により高品質な保管が可能という。停電などの災害対策として免震構造を採用するとともに、非常用発電設備や地中燃料タンクなどを設置する。太陽光発電の出力は169kW。太陽光パネルおよびパワーコンディショナーのメーカーは未定。

 建物の構造は鉄筋コンクリート造で地上5階建て。延床面積は約2万3500m2、別棟で危険品庫など約490m2を備える。設計施工費は約51億円。