2015年に稼働した「ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク」
2015年に稼働した「ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク」
(出所:日経BP)
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徳之島に稼働した蓄電池併設型メガソーラー
徳之島に稼働した蓄電池併設型メガソーラー
(出所:日経BP)
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徳之島でもTMEIC製PCSを採用し、ACリンクで出力変動を緩和
徳之島でもTMEIC製PCSを採用し、ACリンクで出力変動を緩和
(出所:日経BP)
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 ソフトバンクグループで再生可能エネルギー事業などを行うSB エナジー(東京都港区)と三菱UFJ リースは4月28日、北海道勇払郡安平町に国内最大規模の蓄電池併設型メガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設すると発表した。

 「ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク2」で、太陽光パネルの設置容量64.6MW、パワーコンディショナー(PCS)の定格出力は48MWで、併設するLiイオン蓄電池は、容量約17.5MWh、蓄電池用PCSの定格出力は34MWとなる。

 近くには、2015年に稼働した「ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク」(パネル設置容量111MW、PCS出力79MW)があり、こちらは蓄電池を併設していない(関連記事)。

 「苫東安平ソーラーパーク2」は、太陽光と蓄電池を別々のPCSで直交変換し、交流で合成して系統に連系する「ACリンク」方式を採用する。太陽光パネルは東芝製、PCSは太陽光・蓄電池用とも東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用する。蓄電池を含めた全体システムの設計・施工は、東芝とTMEICが共同で担当する。

 今年5 月中の着工を予定しており、2020年度中の運転開始を目指す。苫東(北海道苫小牧市)の所有する安平町の約90 万㎡(約90 ha)の土地に設置する。

 SB エナジーと三菱UFJ リースが折半出資で設立する「苫東安平ソーラーパーク2 合同会社」が運営する。年間発電量が一般家庭約1万9854世帯分の年間電力消費量に相当する約7147万7000kWhを見込む。