太陽光だけで成層圏への飛行を目指すスイスのプロジェクト「ソーラー・ストラトス」は5月5日、初の試験飛行を行ったと発表した。

●初の試験飛行を行うソーラー・ストラトスの試作機
●初の試験飛行を行うソーラー・ストラトスの試作機
(出所:SolarStratos)
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 今回は、テストパイロットによる高度300mで7分間の飛行となった。同プロジェクトのチームは、試験飛行の結果を調査し、さらに高い高度と長時間の試験飛行を目指すという。

 ソーラー・ストラトスのパイロットでプロジェクトを主導するラファエル・ドムヤン(Raphael Domjan)氏は、「この瞬間が待ち遠しかった。今後さらに努力し、このソーラー飛行機の可能性を追求しなければならない。現在の技術で化石燃料の限界を超えることが可能だと実証したい。今日の初飛行は短時間だが、重要な第一歩だ」と述べている。

●ソーラー・ストラトスのテストパイロット・Damian Hischier氏(左)とプロジェクトを主導するRaphael Domjan氏(右)
●ソーラー・ストラトスのテストパイロット・Damian Hischier氏(左)とプロジェクトを主導するRaphael Domjan氏(右)
(出所:SolarStratos)
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 ソーラー・ストラトスは、昨年12月7日にプロジェクトの立ち上げを発表していた(関連記事) 。初の試験飛行を2月の予定としていたが、3カ月ほど遅れたとみられる。