太陽光だけで成層圏への飛行を目指すスイスのプロジェクト「ソーラー・ストラトス」は5月5日、初の試験飛行を行ったと発表した。
今回は、テストパイロットによる高度300mで7分間の飛行となった。同プロジェクトのチームは、試験飛行の結果を調査し、さらに高い高度と長時間の試験飛行を目指すという。
ソーラー・ストラトスのパイロットでプロジェクトを主導するラファエル・ドムヤン(Raphael Domjan)氏は、「この瞬間が待ち遠しかった。今後さらに努力し、このソーラー飛行機の可能性を追求しなければならない。現在の技術で化石燃料の限界を超えることが可能だと実証したい。今日の初飛行は短時間だが、重要な第一歩だ」と述べている。
ソーラー・ストラトスは、昨年12月7日にプロジェクトの立ち上げを発表していた(関連記事) 。初の試験飛行を2月の予定としていたが、3カ月ほど遅れたとみられる。