東芝の綱川氏(日経デジタルヘルスが2016年1月撮影)
東芝の綱川氏(日経デジタルヘルスが2016年1月撮影)
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 東芝は2016年5月6日に開催した取締役会で、新しい代表執行役社長の人事を決定した(プレスリリース)。同年6月下旬に開催する株主総会後の取締役会で選定する代表執行役社長の候補を、現・代表執行役副社長の綱川智氏とすることを決めた。また、現・代表執行役副社長の志賀重範氏を、同じ取締役会で選定する代表執行役会長の候補に決定した。現・代表執行役社長の室町正志氏は特別顧問に就任する予定。

 「事業構造改革の進展に一定のメドが立った」(東芝)ことを受け、新たな経営体制へ移行し「成長軌道への回帰の具現化に取り組む」(同社)。綱川氏は1979年に東芝入社。ヘルスケア畑を歩み、東芝メディカルシステムズ社長やヘルスケア社社長などを歴任した。代表執行役会長に就任する志賀氏は、主に社外向けの活動を通じた企業プレゼンス向上を担うという。

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