ノースカロライナ州に建設したメガソーラー
ノースカロライナ州に建設したメガソーラー
(出所:Ecoplexus社)
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 米Ecoplexus社は25日、ノースカロライナ州で建設していた6件のメガソーラー(大規模太陽光発電所)が稼働を開始したと発表した。

 合計出力は54MWで、プロジェクト価値は7900万ドルに達する。同社がノースカロライナ州で所有する再生可能エネルギー設備の資産としては、2~3番目のポートフォリオとなる。

 これら6件のメガソーラーの発電電力は、米国家庭5000軒以上の電力消費量に相当し、温室効果ガスに関しては年間5万6000tの排出量、原油換算で13万バレル分を削減できるという。

 現在、同社はさらに36MWのメガソーラーを米国と日本で建設中である。全体としては、事業対象とする国で2016年中に合計120MW分の資金調達や建設を行うと見込んでいる。
同社が開発に関わるメガソーラー案件は、全米12州およびグローバルで約1GWに達するという。

 Ecoplexus社は、これまでに50件以上、プロジェクト価値で2億5000万ドル以上となるメガソーラー・プロジェクトの建設や資金調達を行ってきたという。顧客にはPacific Gas & Electric(PG&E)、Duke Energy Progress、Xcel Energyなど8社の大手電力事業者と約15の市町村などが含まれる。同社のサイトによると、米国と日本以外ではタイと台湾でも太陽光関連の事業を展開しているとみられる。