トリナ・ソーラー製の太陽光パネルを採用した日本のメガソーラーの例
トリナ・ソーラー製の太陽光パネルを採用した日本のメガソーラーの例
(出所:日経BP)
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 中国の太陽光パネルメーカーであるトリナ・ソーラーは4月25日、宮城県石巻市において、出力約14MW(直流ベース)のメガソーラー(大規模太陽光発電所)プロジェクトを開発すると発表した。

 米ゼネラル・エレクトリック(GE)の投資会社であるGEエナジー・ファイナンシャル・サービスと提携して開発する。

 提携に基づいて、GEエナジー・ファイナンシャル・サービスは、トリナ・ソーラーからプロジェクトの85%の所有権を得るとしている。

 また、両社が選んだ2人の代表からなる管理委員会(management committee)を立ち上げ、プロジェクトの日常業務を管理する。

 EPC(設計・調達・施工)サービスの管理は、日本で太陽光発電所の開発を担う、トリナ・ソーラー・エナジーが担当する(関連インタビュー)。太陽光パネルは、トリナ・ソーラー製を採用する。

 4月末に着工しており、2017年6月までに売電を開始する予定。稼働後の年間発電量は、日本の一般家庭4400世帯以上の消費電力を賄うのに十分な量を見込んでいる。

 売電価格は、36円/kWh(税抜き)となっている。発電した電力は、東北電力に売電する。