オプティムとMRTは2016年4月28日、スマートフォンやタブレット端末を用いた遠隔診療・健康相談サービス「ポケットドクター」の提供を開始した(pdf形式のプレスリリース)。どこでも再診を受けられる「かかりつけ医診療」サービスの提供を同日、始めた。ユーザーは、同サービスを導入した医療機関からの案内を受けて利用可能となる。

 かかりつけ医診療サービスは、初診にかかった医師による再診を、遠隔地から保険適用で受けられる遠隔診療サービス。忙しくて通院が難しい時や、普段利用する医療機関が自宅から遠い場合、動くことが容易でない高齢者などに対し、再診を気軽に受けられるようにする。

ヘルスケア機器やウエアラブルデバイスとの連携イメージ
ヘルスケア機器やウエアラブルデバイスとの連携イメージ
[画像のクリックで拡大表示]

 ポケットドクターへの賛同を表明している全国1340の医療機関から順次、提供を開始。当面はポケットドクターに参画する医療機関に無料で同サービスを提供する。

 かかりつけ医診療サービスに続き、「予約相談」サービスの提供も順次開始予定だ。予約相談は、相談者がポケットドクターから医師の時間を予約し、全国にいる専門医に健康相談ができる遠隔医療相談サービス。

 「今すぐ相談」サービスも2016年度内に開始する予定。24 時間365日いつでもどこからでも、すぐに医師に健康相談できる遠隔医療相談サービスである。

 ヘルスケア機器やウエアラブルデバイスとの連携も計画する。これらの機器と連携し、利用者自身が自覚していないような情報を医師や医療機関と共有することで、疾患の悪化を事前に検知できるようにする。患者の疾患データをクラウドサーバーで自動解析する技術を開発する狙いだ。