完成した「壬生ソーラーウェイ」
完成した「壬生ソーラーウェイ」
(出所:日本アジアグループ)
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 日本アジアグループ傘下のJAG国際エナジー(東京都千代田区)は4月27日、栃木県南地区最大級となる出力16.8MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「壬生ソーラーウェイ」を完成させ、竣工式を開催したと発表した。

 事業用地は、マルハニチロアセットの所有していた山林雑種地で、JAG国際エナジーが取得し、林地開発許可を得て、建設を進めてきた。年間計画発電量は、一般家庭の年間電力消費量約5130世帯分に相当する。全量を東京電力エナジーパートナーに売電する。買取価格は36円/kWh。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは、東光電気工事が担当し、太陽光パネルは京セラ製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。

 総事業費は約65億円。東京都の官民連携再生可能エネルギーファンド事業による投資案件の1つとなる。ファイナンスについては、「プロジェクトボンド」の手法を活用し、総額約54億円を調達した。官民連携ファンドからの出資を呼び水に、プロジェクトボンドで民間企業などから非遡及型融資(ノンリコースローン)で調達した形になる。