支援物資として益城町に提供した「メープル・ソーラー・システム」
支援物資として益城町に提供した「メープル・ソーラー・システム」
(出所:カナディアン・ソーラー・ジャパン)
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 太陽光パネルメーカーのカナディアン・ソーラーの日本法人、カナディアン・ソーラー・ジャパンは4月18日、「熊本地震」で甚大な被害を受けた熊本県上益城郡益城町に、携帯型の太陽光発電システムを支援物資として提供したと発表した。

 提供したのは、同社製の「メープル・ソーラー・システム」で、太陽光パネルと、Liイオン蓄電池付きのLEDライトで構成されている。

 太陽光発電で約8時間、充電すると、約24時間(30ルーメンでの発光時)で連続点灯できる。Liイオン蓄電池付きのLEDライトは、Mini-USBの端子を実装しており、LEDライトに放電するだけでなく、この端子を通じて携帯電話端末などへの充電も可能となっている。

 家庭用電源や乾電池を必要としないことから、キャンプなどの屋外活動や、災害時に向く。

 この「メープル・ソーラー・システム」を243台、4月17日に益城町に届けた。

 同社は、益城町において、出力47.0MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を開発中である(関連ニュース1同ニュース2)。益城町、熊本県と、協定を締結して開発している。

 現在は、造成を終えた段階としている。今回の地震によって、施工を中断している状況という。