完成した「湖北ソーラーウェイ」
完成した「湖北ソーラーウェイ」
(出所:日本アジアグループ)
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非常用電源を併設した
非常用電源を併設した
 (出所:日本アジアグループ)
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 日本アジアグループ傘下の国際航業(東京都千代田区)は4月19日、滋賀県長浜市に出力832kWの太陽光発電所「湖北ソーラーウェイ」を完工したと発表した。長浜市と米原市の2市で組織する湖北広域行政事務センターの所有地に建設した。

 今回の発電事業は、湖北広域行政事務センターが公募した「湖北広域行政事務センタークリーンプラント一般廃棄物最終処分場太陽光発電事業」の提案募集に国際航業が選定されたもの。湖北広域行政事務センターの管理する一般廃棄物処分場跡地を活用した。太陽光パネルの出力832kW、パワーコンディショナー(PCS)の定格出力750kWとなる。

 年間の期待発電量は約86万7053kWhを見込み、一般家庭の約153世帯に相当する規模となる。発電電力の全量を関西電力に売電する。

 EPC(設計・調達・施工)サービスはNECネッツエスアイが担当し、9887m2の敷地に京セラ製の太陽光パネルを設置した。パワーコンディショナー(PCS)は、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。コンクリートの置き基礎に、設置角10度でパネルを取り付けた。O&M(運営・保守)は JAG国際エナジーが担当する。

 PCSの一部に自立型を採用し、非常用コンセントを併設したことで、災害時などに非常用電源として活用できる。また、見学者を想定して表示モニタを設置した。