太陽光パネル出力が約13.81MWの「大仏山メガソーラー発電所」
太陽光パネル出力が約13.81MWの「大仏山メガソーラー発電所」
(出所:三交不動産)
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 三重交通グループホールディングスの事業会社である三交不動産(津市)は4月5日、三重県伊勢市でメガソーラー(大規模太陽光発電所)「大仏山メガソーラー発電所」の商業運転を開始したと発表した。太陽光パネルの出力・約13.81MW、パワーコンディショナー(PCS)の定格出力・10.50MWとなる。

 今回の稼働により、同社が開発・運営している太陽光発電所は、24カ所・合計出力約89MWとなった(関連コラム:三重で特高メガソーラーを相次ぎ稼働、「統括事業所」による管理を模索)。

 伊勢市⼩俣町新村にある、敷地面積が約13haの土地に立地している。自社で所有していた遊休地と、新たに購入した土地からなる。

 年間発電量は、一般家庭約4700世帯の消費電力に相当する、約1694万kWhを見込んでいる。買取価格は36円/kWh(税抜き)で、中部電力に売電している。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは、千代田化工建設が担当した。太陽光パネルはソーラーフロンティア製、PCSは中国の華為技術(ファーウェイ)製を採用した。

 三交不動産は、これまで特別高圧送電線に連系するメガソーラーでは、集中型のPCSを採用してきた。今回、はじめて特高のメガソーラーで、いわゆる分散型のPCSを採用した。定格出力62.5kW機を168台設置した。直流回路は1500V対応で構成した。

 O&M(運用・保守)は、千代田化工グループの千代田システムテクノロジーズ(横浜市神奈川区)が担当している。