花王愛媛工場の屋根上に設置された太陽光発電システム
花王愛媛工場の屋根上に設置された太陽光発電システム
(出所:花王)
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 花王は4月19日、同社グループの愛媛工場(花王サニタリープロダクツ愛媛)の屋根上に出力334kWの太陽光発電設備を導入し、1月22日から運用開始したと発表した。発電した電力は全て自家消費する。

 予想年間発電量は約337MWhを見込み、約195tのCO2削減効果がある。太陽光パネルおよびパワーコンディショナー(PCS)のメーカーは非公表。

 環境省の補助事業「平成29年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」に採択された。地域特性に応じた再生可能エネルギーの普及拡大や再エネ設備への投資促進方針が評価された、としている。

 同社は、事業活用による温室効果ガス排出量を削減する取り組みの一環として、太陽光発電設備を中心に再エネの導入を進めている。

 愛媛工場に先駆け、和歌山工場や厚木ロジスティックセンターなど、自社所有の施設に太陽光発電設備を設置しており、総発電量は495MWhとなっている。また、ドイツ花王化学や英国モルトンブラウンなど欧州の4子会社では、すべての購入電力(30.3GWh)を再エネ由来に転換しているという。