インベナジーが開発した海外の太陽光発電所の例
インベナジーが開発した海外の太陽光発電所の例
(出所:米Invenergy社)
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海外では大規模な蓄電システムも運用
海外では大規模な蓄電システムも運用
(出所:米Invenergy社)
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 米国の再生可能エネルギー発電・蓄電システム開発・運営事業者の日本法人であるインベナジー・ジャパン(東京都千代田区)と、ソフトバンクグループの再エネ発電事業者のSBエナジー(東京都港区)は4月19日、福島県と長野県において、2カ所のメガソーラー(大規模太陽光発電所)を共同で開発すると発表した。

 福島県福島市松川町では、出力約10.5MWの「クイーンズ太陽光発電所」を開発する。

 敷地面積は約24万m2で、2018年度中に運転を開始する予定となっている。稼働後の年間発電量は、一般家庭約2850世帯分の消費電力に相当する、約1026万kWhを見込んでいる。

 長野県南佐久郡小海町では、出力約10.4MWの「小海高原太陽光発電所」を開発する。

 敷地面積は約18万m2で、2018年度中に運転を開始する予定。稼働後の年間発電量は、一般家庭約3440世帯分の消費電力に相当する、約1238万3000kWhを見込んでいる。

 いずれも、インベナジー・アセット・ホールディングス(東京都千代田区)が所有する土地に開発する。

 それぞれのメガソーラーを開発・運営する特定目的会社(SPC:クイーンズ・ソーラー・エナジー合同会社、小海高原ソーラー・エナジー合同会社)への出資比率は、いずれもインベナジー・ジャパンが60%、SBエナジーが40%となっている。

 二つのメガソーラーとも、太陽光パネルは中国インリー・グリーンエナジーホールディング製を採用する。パワーコンディショナー(PCS)については、未定としている。

 インベナジーは全世界で、風力・太陽光発電、天然ガス火力、エネルギー貯蔵で合計出力1万5000MW以上の案件の開発・運用実績があるとしている。

 日本法人のインベナジー・ジャパンでは、合計出力約250MWの太陽光・風力発電所を開発している。

 SBエナジーは、国内で合計出力約375MWの太陽光・風力発電を運営している。