ソーラーフロンティアの太陽電光パネル「SF175-S」(出所:ソーラーフロンティア)
ソーラーフロンティアの太陽電光パネル「SF175-S」(出所:ソーラーフロンティア)
[画像のクリックで拡大表示]
「2016年度冬版L2-Tech認証製品」ロゴマーク
「2016年度冬版L2-Tech認証製品」ロゴマーク
(出所:ソーラーフロンティア)
[画像のクリックで拡大表示]

 ソーラーフロンティア(東京都港区)は4月4日、同社の生産・販売する太陽光パネルが、環境省の「2016年度冬版L2-Tech認証製品」の認証を取得したと発表した。L2-Techは、環境省による認証制度で、CO2排出抑制に効果の大きい先導的な低炭素技術(Low-carbon Technology)のうち最高水準と認められた製品を認定する。

 認証対象となったのは、同社の太陽光パネル「SF175-S」。化合物型太陽光パネルとして最高の変換効率を実現したことなどが、評価されたという。

 環境省は、2014年度からL2-Tech情報の体系的な整理を行い、2015年度から認証制度を導入した。夏冬の毎年2回募集する。「2016年度冬版L2-Tech認証製品一覧」には、産業・業務用・家庭用を合わせて2667件を掲載した。なお、2016年度冬に太陽光パネルで同認証を取得した製品はSF175-Sのみとなる。

 同社の化合物型太陽電池は、銅(Copper)、インジウム(Indium)、セレン(Selenium)が主成分で、高温や影に強く実際の設置環境における発電量が多いのが特徴。特に環境特性に優れ、カドミウムや鉛などを使用せず高い変換効率を実現した。また、国内で一貫生産を行うことで、製造時のエネルギー消費量も相対的に少ない。

 公称最大出力(Pmax)は175W、公称最大出力動作電圧(Vmpp)は89.5V、公称最大出力動作電流(Impp)は1.96A、公称開放電圧(Voc)は114V、公称短絡電流(Isc)は2.20A。外形寸法は幅977mm×長さ1257mm×奥行き35mm、重さは約20.0kg。