レッドハット日本法人は2017年4月20日に開催した新年度事業戦略説明会で、クラウド構築プラットフォーム「Red Hat OpenStack Platform」、コンテナプラットフォーム「Red Hat OpenShift」をオンデマンドで利用できる「Private Cloud as a Service」を日本で開始すると発表した。

レッドハット社長の望月弘一氏
レッドハット社長の望月弘一氏
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 Private Cloud as a Serviceは、まず日本IBMの「IBM Bluemix Private Cloud」、アクティスとIIJの「IIJ GIO P2 おまかせコンテナサービス」、NECの「NEC Cloud PaaS」から提供する。ユーザーはこれらのクラウドサービスのRed Hat OpenStack Platform、Red Hat OpenShiftをオンデマンド方式で利用することで、「初期投資を抑えながら、オンプレミスに構築したものと同じセキュリティーや使い勝手のプライベートクラウドを構築できるようになる」(レッドハット社長の望月弘一氏)という。

 Red Hat OpenStack Platformは、オープンソースのクラウド構築プラットフォーム「OpenStack」のRed Hat版ディストリビューション。Red Hat OpenShiftはコンテナ型仮想化ソフト「Docker」とそのデプロイツール「Kubernetes」をベースに開発されたプラットフォーム。アプリケーションとアプリケーションが必要とするリソースを「コンテナ」としてパッケージ化して展開することで、システム開発・運用の負荷を大幅に軽減する。