東芝は、事業部門である4つの社内カンパニーを分社化する(ニュースリリース詳細:PDF)。東芝グループ再生に向けた決定だとする。

 分社後の各事業会社は、自律した事業体として、市場と顧客に対する説明責任の明確化などによる事業価値の最大化を図ることに加え、事業特性や外部環境に応じた内部管理体制の構築や直接的な外部監査の適用によるガバナンスリスク管理の深化を進め、事業会社内および傘下会社に対するガバナンス強化に継続して取り組むという。

 このように独立運営を基本にする一方で、グループ内の連携は維持・強化する。また、分社化の際には、特定建設業の許可維持などの事業継続性も踏まえて、最適な体制の確立を図るという。本社部門(コーポレート部門)は、東芝グループ全体の企業価値最大化とガバナンス強化に特化するとしている。

体制の変化。東芝の図。
体制の変化。東芝の図。
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