九州で多くの太陽光発電所を運営している
九州で多くの太陽光発電所を運営している
画像は、佐賀県で九電工が開発、運営しているメガソーラー(出所:日経BP)
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 九電工は4月19日、熊本を中心に4月14日以降、断続的に発生している大地震「平成28年熊本地震」による影響について発表した。

 まず、グループ全体の従業員について、被害は生じていないという。

 被災地域にある九電工グループの営業に関する施設、設備については、一部の建物で被害が生じた。ただし、事業の運営への影響は、限られたものに留まるとみている。

 被災地域には、九電工グループが発電事業を運営している太陽光発電所もある。これらの太陽光発電所も点検した。特に、不具合は発生していなかったとしている。

 九電工グループでは、熊本県内で出力0.9MW~1.9MWの8カ所の太陽光発電所を運営している。

 また、九電工は、電力設備をはじめとする総合設備会社として、さまざまな施設や設備の施工を担っている。被災地域にも手掛けた案件がある。

 こうした電気設備や施設などについては、損傷・損壊したものもあるようだ。「復旧などに全力を挙げて取り組んでいる」としている。