日立北浦複合団地太陽光発電所
日立北浦複合団地太陽光発電所
(出所:日立キャピタル)
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 日立キャピタルは4月15日、岡山県新見市に、出力約36.4MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を着工したと発表した。敷地面積は約109haで、同社が発電事業者となり、2019年に運転を開始する予定となっている。

 森林の土地を借りて、メガソーラーの用地とする。

 稼働後の年間発電量は、一般家庭約1万世帯分の消費電力に相当する、約3万8000MWhを見込んでいる。発電した電力は、全量を中国電力に売電する。

 EPC(設計・調達・施工)サービス、O&M(運用・保守)は、日立製作所が担当する。採用する太陽光パネルは、非公開とする。パワーコンディショナー(PCS)は日立製作所製を採用し、直流入力1000V対応の出力660kW機を42台、設置する。

 また、日立製作所が開発した故障診断システムを導入し、設備稼働率を高い水準で維持していくとしている。

 日立キャピタルは、茨城県行方市にある出力12MWの「日立北浦複合 団地太陽光発電所」や、千葉県東金市にある出力5MWの「日立東金第一・第二太陽光発電所」などに、ファイナンスを提供した実績がある。