インドの再生可能エネルギー事業者であるReNew Power Ventures Pvt社は15日、テランガーナ(Telangana)州ニザーマーバード(Nizamabad)県のDichpallyで出力143MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を稼働したと発表した。

 このメガソーラーは同州最大であり、この規模で追尾システムを採用したプロジェクトとしては同州初という。追尾式の採用により、15~20%ほど発電量の増加を見込む。

 工期は15カ月と記録的なスピードで、予定より3カ月早く完成したという。建設中には、1500人の作業者を雇用した。完成後もO&M(運用・保守)のために350人を直接雇用する計画である。

 ReNew Power社は現在、設備容量の合計で345MWのメガソーラーをテランガーナ州で運用している。今後2~3カ月で510MWの発電設備容量に達し、同州における総投資額は370億ルピー(約620億円)を超えるという。

 同社はインド全土の11州・地域で2GW以上のメガソーラーを保有し、建設中のプロジェクトも含めると3GWを超えるとしている(関連記事1)(関連記事2)。