カナミッククラウドサービス 情報共有プラットフォームの概要
カナミッククラウドサービス 情報共有プラットフォームの概要
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 カナミックネットワークは、地域包括ケアにおける多職種間・他法人間の連携を可能にする「カナミッククラウドサービス」情報共有プラットフォームのタイムライン機能の無料提供を開始した。地域包括ケアシステム構築に取り組む自治体、医師会などを対象としてサービス提供する。

 「カナミッククラウドサービス」情報共有プラットフォームは、患者・要介護者一人ひとりについて、行政職員や医師、歯科医師、薬剤師、訪問看護職員、ケアマネジャー、介護職員など多職種・他法人が、パソコンやタブレット端末、スマートフォンなどの端末を使って、それぞれの業務に必要な情報をリアルタイムで共有できるプラットフォーム。バイタル情報や家族情報、カレンダー機能、お薬手帳などの情報が見やすくデザインされ、円滑なコミュニケーションを可能にする。

 情報の種別によって共有先の選択機能や、伝え漏れを防ぐ閲覧の確認機能などの機能を実装。また、他社を含めた電子カルテや介護事業ソフトなどとの連携もできる。2016年9月時点での自治体や医師会など、全国370地域で導入されているという。

 今回、無料提供を開始したのは、同プラットフォームサービスのチャット形式のタイムライン機能。各関係者・多職種間での会話や写真、書類などの共有が安全で容易に行える。従来、医療・介護の現場では、連絡手段として電話やFAX、ノートを使っているところが多く、煩雑な業務によるサービス低下や経費増大が課題。情報共有プラットフォームのタイムライン機能の利用によって、業務や経費を削減し、サービス提供を充実できるという。

 同社では、簡単に導入できる無料連携機能と、より高機能でルール化された情報連携を可能にする有料連携機能の2本立てでサービス提供していく。