中里工業団地に出力20MWを施工中
中里工業団地に出力20MWを施工中
(出所:スズキ)
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 スズキは4月15日、静岡県において、出力約20MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「スズキ牧之原太陽光発電所」が、7月末に完成する予定と発表した。

 静岡県牧之原市にある中里工業団地に立地する。2015年10月から、試験運転を開始している。現在は、増設工事中としている。

 中里工業団地において、同社が所有する42万m2の土地と、同工業団地内にある相良工場の敷地の一部を合わせた、合計約46万m2の敷地に、約11万枚の太陽光パネルを設置する。

 稼働後の年間電力量は、一般家庭8900世帯分の消費電力に相当する、約3万2200MWhを見込んでいる。総投資額は約79億円で、発電した電力は全量を中部電力に売電する。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは、熊谷組が担当している。太陽光パネルは、中国レネソーラ製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。

 スズキグループにとって、3カ所目の太陽光発電所となる。2015年6月に、浜松市北区の浜松工場の屋上に設置した出力0.9MW、同10月に、浜松市西区舞阪町の遊休地に出力4MWが稼働を開始している。