中国の太陽光パネルメーカーであるレネソーラ(ReneSola)社は17日、米ノースカロライナ州にあるメガソーラー(大規模太陽光発電所)プロジェクトを米Greenbacker Renewable Energy社に売却することで合意したと発表した。

 同メガソーラーの設備容量は約6.75MWで、レネソーラ製の太陽光パネル「Virtus Ⅱ」(出力315W/枚)を採用している。地元の電力事業者と15年間の電力購入契約(PPA)を締結しており、全量を売電する計画である。

 プロジェクトの売却価格や売電単価などは非公開。

 Greenbacker社はニューヨークを拠点とし、再エネ開発や、省エネ・プロジェクト、その他のサステナブル投資などを手掛ける事業会社である。主に、米国とカナダで太陽光や風力などの発電所を運用中という。

 現在、レネソーラが米国で建設中のメガソーラーは、プロジェクト中期から後期の段階の案件が合計105MW以上あるという(関連記事)。

 米国ではトランプ政権が再エネよりも、石炭やシェールガスなどの化石燃料を優先する政策を推し進めているが、同社のXianshou Li会長兼CEOは、「米国は今後も数年にわたって(太陽光発電が)成長すると見込める主要な市場」と強気な見方を示している。