出力350MWのメガソーラーがインドに稼働
出力350MWのメガソーラーがインドに稼働
(出所:ソフトバンク)
[画像のクリックで拡大表示]

 ソフトバンクグループの海外法人であるSB Energy Holdings Limitedは4月11日、インド・アンドラプラデーシュ州に建設した出力350MW のメガソーラー(大規模太陽光発電所)の営業運転を開始したと発表した。

 今回のメガソーラーは、同州カルヌール地方の「Ghani Sakunala Solar Park」 で今年3月29日に竣工した。世界で7 番目に大きな太陽光発電所となるという。電力販売契約時の予定よりも51 日早く運転を開始した。

 発電した電力は、プロジェクト落札時に合意した「25 年間、4.63 ルピー/kWh(約8.70 円/kWh)」の売電価格で、インドの電力会社であるNTPC Limitedに売電する。400K/V の送電線に接続し、インドの約70 万世帯を超える一般家庭へ供給される。

 同発電所は、インド中央政府によって2009 年に施行された太陽光発電施策「JNNSM(Jawaharlal Nehru National Solar Mission:ジャワハルラル・ネルー・ナショナル・ソーラー・ミッション)」の下で初めて運転を開始する太陽光発電所となるという。

 SB Energy は現在、ソフトバンクグループの完全子会社で、独占禁止法に関する規制当局からの承認をもって、バーティ・エンタープライゼズ・リミティッド、フォックスコン・テクノロジー・グループの3 社による合弁会社となる予定。

 SB Energy のExecutive Chairman であるManoj Kohli 氏は、「今回のプロジェクトは再生可能エネルギーを重視するナレンドラ・モディ首相のビジョンに寄与するものになる」とのコメントを公表した。また、SB Energy のCEO(最高経営責任者) であるRaman Nanda氏は、「アンドラプラデーシュ州の継続的な協力により、予定より前倒しで運転を開始できた。クリーンエネルギーでインドの成長に貢献する最初のステップとなる」とのコメントを公表した。

 SB Energy はインド中央政府による太陽光ならびに再エネ普及促進施策の下で、20GW の再エネ発電所を建設することを目指している。