米PTC社とPTCジャパンは、3D-CAD「PTC Creo 4.0」の機能強化について、2017年3月末にリリースしたマイナーバージョンアップ版「同M010」、2017年6月に予定している「同M020」などの主な内容を明らかにした。PTCのCAD担当Senior Vice PresidentのBrian Thompson氏が来日したのを機に開催した発表会で公表した。AR(人工現実感)対応機能や、IoTを応用してネットワークにつながる機械・電気製品の設計用機能を強化する。
PTC Creo 4.0 M010で強化したAR対応機能は、3Dモデル作成画面において、AR用ビューワーで見る際の位置決め用マーク「ThingMark」を追加する機能など(図1)。ThingMarkを決めたあと、3Dモデルの近くに配置して相互の位置関係を決められる。その後、クラウドへ“公開(パブリッシング)”すると、スマートフォンなどのビューワー「ThingWorx View」で見られるようになる。