山洋電気は4月4日、太陽光発電向けに、多数のパワーコンディショナー(PCS)を使って連系する発電システムの導入時間を短くできる機種「SANUPS P73J」を開発したと発表した。
今後、業界標準方式となる「ステップ注入付周波数フィードバック方式」(停電発生時に生じる系統の周波数の変化から、PCSの単独運転を検出できる方式)を採用したことで、連系するPCSの台数の制約をなくしたとしている。
複数台による連系時に、系統連系協議で必要だった試験が不要となり、導入コストと時間を削減できるという。
出力は9.9kW/10kWで、直流入力電圧は150~570Vに対応している。交流出力は三相3線で、定格電圧(線間)は202Vとなっている。