米GM社は2017年4月10日、北米で今秋に発売する2018年型「Cadillac CT6」に、高速道路用ハンズフリー運転機能「Super Cruise」を搭載すると発表した。オプション装備として設定する。これまでの運転支援システムとは異なり、運転者が道路の前方に注意を向けているかどうかを監視する「Driver Attention System」と、精密な地図データを提供する「Precision LiDAR Map Data」を組み合わせたシステムである。
Super Cruiseは、既存の安全支援システムに車線維持機能を追加し、高速道路における速度制御と操舵を自動化する。これにより、運転者が電話をかけたり、カーナビゲーションシステムやオーディオを操作するといった短時間の作業であれば、運転者がステアリングから手を離しても自動走行する。
同社は、Super Cruiseが通勤や長距離走行などで使える機能であるとしながらも、運転者が操作に関与することが重要としている。自動運転ではなく、安全な走行を支援する機能という。そのため、運転者が道路の前方から注意を逸らすのを防ぐDriver Attention Systemを加えた。