図1 TARCの展示ブース
図1 TARCの展示ブース
EV台湾の入り口近く、最も目立つ場所。
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図2 EV向けの各種部品
図2 EV向けの各種部品
モーター、インバーター、2次電池、そしてレンジエクステンダー用ユニットなどが並ぶ。
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図3 ADAS関連の展示
図3 ADAS関連の展示
大きなスペースを使って分かりやすく説明。
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図4 車載通信システム「OBU6.0 A, B」
図4 車載通信システム「OBU6.0 A, B」
DSRCを使ったV2Xシステムである。
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 台湾における自動車部品開発の中核組織、台湾自動車リサーチコンソーシアム(TARC:Taiwan Automotive Research Consortium)が、「EV台湾」(2016年4月6日~8日:台北ワールドトレードセンター)で最新の成果を披露した(図1)。

 TARCは、台湾の経済部(日本の経済産業省に相当)が主導して2005年5月に誕生したコンソーシアム。主体となるのは台中市にある自動車研究試験センター(ARTC:Automotive Research & Testing Center )や、新竹市にある台湾工業技術研究院( ITRI:Industrial Technology Research Institute)など政府系の六つの研究機関。

 各研究機関が専門性を生かして連携し、民間企業を巻き込んで具体的な製品化への道筋をつける仕組みだ。これまでに、電動バイク用のインホイールモーターや、折りたたみ式の電動車椅子など様々な製品が開発され、市販されている。