低圧太陽光発電O&Mサービスの概要
低圧太陽光発電O&Mサービスの概要
(出所:東芝ITサービス)
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3社連携によるメンテナンススキーム
3社連携によるメンテナンススキーム
(出所:東芝ITサービス)
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 東芝ITサービス(川崎市)は4月5日、低圧配電線に連系する産業用太陽光発電所向けに、運転・維持管理業務を代行するO&M(運営・保守)サービス事業に参入すると発表した。ドライ・イー(東京都港区)を介して4月1日からサービスを開始した。5年間で1万件のサービス提供を目指す。

 低圧太陽光発電所の監視装置からの異常値を東芝ITサービスのリモート監視センターで24時間365日の体制で監視する。異常を検知した場合、必要に応じて発電事業者に代わり現地に駆けつけて一次対応を行う。

 また、定期的に発電所を訪れて設備を点検し、結果をレポートする。東芝ITサービスのメガソーラーで培ったO&Mノウハウや全国的なサービスネットワークを活用する。

 同社とドライ・イー、NTTスマイルエナジー(大阪市)の3社連携によるO&Mスキームを構築する。ドライ・イーは、顧客との契約締結、通常のメンテナンス以外の修繕などの工事を受託する。NTTスマイルエナジーは、発電量の遠隔監視サービス「エコめがね」を提供する。東芝ITサービスは、障害受付および現地対応を行う。

 4月1日に施行された改正FIT(固定価格買取制度)法によって、低圧太陽光発電所に対しても、O&M体制の構築や緊急時の対応体制などが求められている。