徘徊通知システムの概要イメージ
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左から検知ユニット、警報ユニット、表示灯
左から検知ユニット、警報ユニット、表示灯
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電池交換可能なICタグ(左)と使い切りタイプのICタグ(右)
電池交換可能なICタグ(左)と使い切りタイプのICタグ(右)
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 DXアンテナは、「徘徊通知システム」を2017年4月1日に発売した。RFID技術を利用して認知症高齢者の徘徊行動を事前に検知・通知するシステム。中・大規模病院などの高齢者受け入れ施設に導入することで、認知症高齢者の見守りや事故防止対策と、介護負担の軽減を目指す。

 運用に当たっては、確認したい場所に「検知ユニット」、警報確認場所に「警報ユニット」と「表示灯」を設置する。ICタグを付けた認知症高齢者が検知エリアに侵入すると、音と光で警報を出す。検知エリアでのみ電波を発信するセミアクティブタグの採用により、誤報を大幅に低減できるという。

 ICタグは身に着けやすい小型・軽量サイズで、電池交換が可能なタイプと使い切りタイプを用意。検知ユニットは最大5カ所まで設置でき、表示灯も5色まで選択できるため、検知エリアを色分けして徘徊場所を特定することもできる。