地域医療分析ツール「WhytPlot」の利用イメージ
地域医療分析ツール「WhytPlot」の利用イメージ

 デジタルヘルスベンチャーのリーズンホワイは、地域や患者のニーズを容易に把握するための医療ビッグデータ解析ツール「WhytPlot(ホワイトプロット)エリアマーケティング」の提供を2017年3月10日に開始した。既に大学病院など10の医療機関、製薬10社、医薬品・医療機器販売6社に導入されているという。

 WhytPlotエリアマーケティングは、全国約3000のDPC対象病院、およびデータ提出加算を届け出ている出来高算定病院の実績値と市区町村別人口といった公開データを統合し、利用者に応じたデータ分析が可能なツール。公表されたさまざまな医療データの統合・分析にかかる手間と時間を大幅に削減できるという。医師と製薬企業担当者による面会時の資料共有を想定して開発されており、直感的な操作が可能でデータを視覚的にわかりやすく活用できる。また、同社は導入企業のニーズによってデータ活用方法を提案しており、iPadアプリの開発も進めている。

 リーズンホワイは、専門医が自身のキャリアを登録し、専門医同士による相互推薦する機能も備えたソーシャルネットワークサービス「Whytlink(ホワイトリンク)」などを提供している(関連記事)。経済産業省の「中堅・中小企業等イノベーション創出支援プログラム(飛躍 Next Enterprise)」の参加企業でもある(関連記事)