太陽光パネル大手のカナディアン・ソーラーは4月4日、メキシコ中西部のアグアスカリエンテス(Aquascalientes)で出力63MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)建設プロジェクトを受注したと発表した。

 同社が、メガソーラーの設計と施工を担う。系統網への連系は、2018年9月になる見込み。

 系統連系が完了し次第、発電した電力の全量を連邦電力委員会(CFE)に売電する。15年間の電力購入契約(PPA)および20年間の「Clean Energy Certificate(クリーン電力証書)」に基づき、売電価格は47.95ドル/MWhとなる。

 カナディアン・ソーラーのShawn Qu最高経営責任者(CEO)は、「メキシコでのプロジェクトを受注でき、うれしく思う。これによって当社がOECD(経済協力開発機構)域内で取り組んでいる太陽光発電プロジェクトの拡大に弾みがつく。また、重要な新興市場での太陽光発電事業をさらに成長させるうえで、当社の位置付けを強化できる」と述べている。

 アグアスカリエンテスは標高1888mの高地に位置し、ケッペンの気候区分ではステップ気候の地域に属する。6月から9月が雨季となり少量の降雨があるが、年間を通して降水量が少なく乾燥しており晴天率が高いため、太陽光発電には適している。