合計出力5.61MWの「春の木ソーラー発電所」
合計出力5.61MWの「春の木ソーラー発電所」
(出所:Looop)
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 太陽光発電関連のLooop(東京都文京区)は4月1日、茨城県水戸市において、合計出力5.61MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「春の木ソーラー発電所」が竣工したと発表した。

 同社にとって、最大の出力規模の案件となる。また、林地開発許可を取得して設置した太陽光発電所としては、水戸市における最大規模としている。

 水戸市鯉淵町にある、敷地面積12万9390m2の土地に立地する。エリア1、エリア2という2カ所の太陽光発電所からなり、それぞれ3月30日、4月1日に連系を開始した。

 エリア1、エリア2ともに、パワーコンディショナー(PCS)の定格出力は1.98MWとなっている。いずれも出力660kW機を3台設置した。

 太陽光パネルの設置容量は、エリア1が2.8072MW、エリア2が2.8028MWである。エリア1は、出力275W/枚のパネルを1万208枚、エリア2は出力が少し低い260W/枚のパネルを1万780枚並べた。

 太陽光パネルは自社製、PCSは日立製作所製を採用した。

 年間発電量は、一般家庭約1600世帯分の消費電力に相当する量、年間売電額は約2億円を見込んでいる。

 2016年度には、3つ目のエリアとなる出力2.8MWの追加を予定しており、完成後には合計出力8.41MWとなる。

 同社が販売している太陽光発電システム「MY発電所キット」の知見を生かしたとしている。単管の埋設による簡単な構造を特徴としている。

 同キットは、太陽光パネル、架台、PCS、分電盤、電材など太陽光発電所に必要な部材をまとめて提供するもの。