エンルート製ドローン「EXシリーズ」
エンルート製ドローン「EXシリーズ」
グラファイトデザインのCFRP製フレーム、イノアックコーポレーションのCFRP製のプロペラ、日立マクセルのLiイオン2次電池、アサヒ電子のドローン用フライトコントローラーなどが採用されている。
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 産業用ドローンメーカーのエンルートは、営業面で業務提携していたMTS&プランニングと、共同出資会社「エンルートM's」を2016年4月1日に設立した。福島県福島市に本社を置く。2020年に関連事業で180億円の売り上げを目指す。

 新会社のエンルートM'sでは、部品メーカーとの共同開発や、保険会社と共同開発した補償サービス、空撮などに必要な技術を習得するための教習事業「エンルート無人機スクール」の全国展開、全国各拠点における販売代理店向けの営業活動などを行っていく。

 エンルートは、測量やインフラ点検、農業散布用ドローンなどをはじめ、2016年3月末時点で累計約1000台のドローンを販売した実績がある。2016年3月24~26日に幕張メッセで開催された「Japan Drone 2016」では、協業企業との共同ブースを出展し、多彩な展示を行っていた。電池は日立マクセル、フライトコントローラーはアサヒ電子、無線充電システムは日本電業工作、駆動用モーターはシナノケンシといったように、各種部品メーカーがドローン用の製品をこぞって出展していた。