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HOMEエネルギーメガソーラー > 235MWの巨大メガソーラー、安心安全事業が完了、パワコンの設置開始

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235MWの巨大メガソーラー、安心安全事業が完了、パワコンの設置開始

  • 金子憲治=日経BPクリーンテック研究所
  • 2017/03/31 20:31
  • 1/1ページ
増強工事の完了した堤防
(出所:くにうみアセットマネジメント)
[画像のクリックで拡大表示]
設置の始まったTMEIC製のパワコン
(出所:日経BP)
[画像のクリックで拡大表示]
パネルの設置は約3割まで進んだ
(出所:くにうみアセットマネジメント)
[画像のクリックで拡大表示]

 岡山県瀬戸内市の錦海塩田跡地で建設中のメガソーラー(大規模太陽光発電所)建設現場で3月30日、錦海湾堤防補強工事の竣工・寄贈式が開催された。堤防補強工事は、メガソーラープロジェクトの一環で建設され、発電事業会社から市に寄贈された。

 錦海塩田跡地を再開発するメガソーラープロジェクトは、連系出力186MW、太陽光パネル容量約235MWの国内最大級の太陽光発電事業を核に、塩田跡地の浸水対策などを強化する「安全安心事業」、塩性湿地特有の多様な生態系を保全する「環境保全事業」という3つの事業からなる。

 今回、寄贈された施設は、安心安全事業の1つとなる。干拓地である塩田跡地は錦海湾に堤防を築いて陸地にしたもの。堤防の老朽化と耐震性の強化が課題となっていた。そこで、メガソーラーの収益を活用して、堤防の補強工事を行い、塩田跡地を所有・管理する瀬戸内市に寄贈することになった。

 安心安全事業では、すでに塩田跡地内の排水路の拡幅工事や海水をくみ出す排水ポンプ、非常用発電設備の工事を終了し、昨年4月、市に寄贈していた。今回の堤防工事の竣工で、安心安全事業は、ほぼ完了したことになる。

 堤防は、1640mにわたって改修し、南海トラフ巨大地震による津波、液状化にも耐えられるように増強した。加えて、干拓地内の塩性湿地を維持して、生態系を保つため、地下部分を柵状にして適度に海水も浸透する構造になっている。

 一方、メインとなる発電事業では、基礎・架台設置工事がほぼ終了した。現在、太陽光パネルとパワーコンディショナー(PCS)の設置が進んでいる。現在、管理者も含め約300人/日が工事に従事しており、パネルとPCSの設置工事の進捗率は約3割となっている。約90万枚設置するパネルは、29万枚を設置した。1日2500~3000枚を取り付けるペースという。

 事前に決めた工期に従って順調に進んでおり、当初、掲げていた2019年春の発電開始予定を前倒しできないか、現在、検討を始めているという。

 プロジェクトの事業体は、特定目的会社(SPC)「瀬戸内 Kirei 未来創り合同会社」で、同SPCには、米GEエナジー・フィナンシャルサービス、東洋エンジニアリング、くにうみアセットマネジメント、中電工が出資した。総事業費1100億円のうち約900億円を融資でまかなう。三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行の3行を幹事銀行とした28金融機関が参加したプロジェクトファイナンスを組成した。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは、東洋エンジニアリングと清水建設が担当し、太陽光パネルは、中国トリナ・ソーラー製と中国インリー・グリーンエナジー製。パワーコンディショナー(PCS)は、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製(630kW機・146台)と米ゼネラル・エレクトリック(GE)製(1000kW機・94台)を設置する。

 現在、北側エリアのパネル設置が進んでおり、インリー製パネルとTMEIC製のPCSの設置が先行的に進んでいる(関連記事)。

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