ソフトバンク サービスプラットフォーム戦略・開発本部 担当部長の近藤正充氏
[画像のクリックで拡大表示]
ソフトバンク サービスプラットフォーム戦略・開発本部 担当部長の近藤正充氏
「+Style」の機能
[画像のクリックで拡大表示]
「+Style」の機能
製品のアイデアを募集し、販売するまでの流れ
[画像のクリックで拡大表示]
製品のアイデアを募集し、販売するまでの流れ
ものづくりサポーターズ
[画像のクリックで拡大表示]
ものづくりサポーターズ

 ソフトバンクは2016年3月30日、企業の製品企画・開発から流通までを支援するプラットフォーム「+Style(プラススタイル)」のサービス開始を発表した。プラススタイルを利用することで、ユーザーから製品化に向けたアイデアや資金、製品の評価を集めることができる。「製品のコンセプト作りから流通まで、ソフトバンクで支援する」(同社 サービスプラットフォーム戦略・開発本部 担当部長の近藤正充氏)。

 プラススタイルは、ものづくりをするための3つの機能を組み合わせたプラットフォームである。(1)企業が製品アイデアに対してユーザーからの意見を募るプランニング、(2)事前に購入希望者を集めるクラウドファンディング、(3)商品の販売と購入ユーザーの意見をフィードバックするショッピングの3つの機能がある。ショッピングにおいては、「ソフトバンクショップ」での販売も視野に入れる。

 同社は試作段階の企業でも製品開発ができるように、「ものづくりサポーターズ」と呼ぶ支援企業を集めた。ものづくりサポーターズには米Intel社や米Qualcomm社、台湾の鴻海精密工業などが参加している。こうした支援企業に「製品試作の場所の提供やプロトタイプの量産などに期待している。支援企業と共にアイデアコンテストを開催することも視野に入れている」(近藤氏)。