「ソーラーパークつくばみらい発電所」
「ソーラーパークつくばみらい発電所」
(出所:日本アジア投資)
[画像のクリックで拡大表示]
竣工式の様子
竣工式の様子
(出所:日本アジア投資)
[画像のクリックで拡大表示]

 日本アジア投資は3月24日、茨城県つくばみらい市で出力2.3MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「ソーラーパークつくばみらい発電所」の商用運転を開始したと発表した。

 太陽光発電事業デベロッパーであるスマートソーラー(東京都中央区)と協業して建設していたもので、EPC(設計・調達・施工)サービスは四電工が担当した。

 太陽光パネルは、中国インリー・グリーンエナジー製、パワーコンディショナー(PCS)はABB製、架台はグリーンエナジージャパン製を採用した。

 太陽光パネル設置容量ベースで2.3MWとなり、年間発電電力量は約 291万kWhを見込む。これは一般家庭約800世帯分に相当する年間電力消費量になる。発電電力は、全量を東京電力グループに売電する。買取価格は36円/kWh(税別)。

 総事業費は、約8.5億円で、そのうち約 80%をJA三井リースからプロジェクトファイナンスを組成して融資を受けた。

 日本アジア投資は、2018 年 3 月までに100MW規模メガソーラープロジェクトで売電開始を目指している。2016年12月末現在において投資をしたプロジェクト、売却済み案件も含め累計で 29 件 138.7MW(うち、当社出資持分 81.8MW)まで拡大している。

 東京証券取引所上場インフラファンド市場が開設されるなど外部環境が整備されてきたことから、今後は、条件次第でプロジェクトを売却することで早期の収益機会も獲得していく方針という。
 
 その一環として、3月29日に東京証券取引所インフラファンド市場に上場予定の「日本再生可能エネルギーインフラ投資法人」に対し、売電中のメガソーラーうち5件17.7MW(うち、日本アジア投資の出資持分16.6MW)の売却を予定しており、2017年3月期従来連結基準による財務諸表で、売却に伴う利益約7億7000万円を営業収益に計上する見込み(関連記事)。