「T・ルーフ」および「ソーラーラック」の施工例
「T・ルーフ」および「ソーラーラック」の施工例
(出所:LIXIL)
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「モダン」用支持金具
「モダン」用支持金具
(出所:LIXIL)
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「クラシック」用支持金具
「クラシック」用支持金具
(出所:LIXIL)
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 LIXILは3月24日、既存の屋根の上から新しい屋根をかぶせるカバー工法による屋根リフォーム時にも太陽光パネルを設置できる専用固定金具を発売すると発表した。

 太陽光パネルと架台をセットにした太陽光発電システム「ソーラーラック」を適用できる。対象となる屋根材は「T・ルーフシリーズ」。同シリーズは、表層部に天然石のチップをコーティングした天然石付き鋼板屋根材。1m2あたり約7kgと軽量で建物への負担が少ないのが特徴。既存のスレート屋根の上から重ねて葺く“カバー工法”にも対応し、古い屋根を撤去せず短工期で葺き替えできるため、屋根リフォームにも向く。

 今回発表したソーラーラック専用固定金具は、カバー工法での屋根リフォーム時における太陽光発電の設置ニーズに応えたもの。

 専用金具は、屋根材に合わせた形状で施工性と意匠性を両立し、止水性能も高いのが特徴。カバー工法に対応した「T・ルーフ モダン」「T・ルーフ クラシック」2種類のデザインそれぞれに専用金具を用意した。

 LIXILは、T・ルーフシリーズとソーラーラックをまとめて設置することで屋根全面を保証する。保証期間は、ソーラーパネル出力が20年、太陽光発電システムが15年、屋根基材保証が30年、屋根美観保証が10年。

 ソーラーラックは、アルミ架台により高い強度と止水性能を備えるという。太陽光パネルは、太陽光をセルの中で光拡散させて効率よく発電する「PERC」技術や光吸収リボン「LCR」により低照度特性と出力を向上し、1年を通じて安定した発電が可能という。

 公称最大出力は300W/枚。参考価格は、システム容量4.2KW(300W/枚×14枚)、接続箱、パワーコンディショナーの構成で266万7500円。