富士古河コスモスエナジー那須烏山太陽光発電所
富士古河コスモスエナジー那須烏山太陽光発電所
 (出所:昭和リース)
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 新生銀行グループの昭和リース(東京都文京区)は3月23日、富士古河コスモスエナジー合同会社(川崎市)に出資し、環境・エネルギー分野で連携を強化すると発表した。富士古河コスモスエナジー合同会社は、富士古河E&Cの連結子会社。これまでも昭和リースと富士古河コスモスエナジー合同会社は、連携してメガソーラー(大規模太陽光発電所)の開発に取り組んできた。

 富士古河コスモスエナジー合同会社は、2014年9月に富士古河E&Cが設立した。今回の出資により、同合同会社の出資比率は、富士古河E&C・66.7%、昭和リース・33.3%となる。資本金は4500万円。

 昭和リースは、富士古河コスモスエナジー合同会社に対し、設備資金のファイナンスや再生可能エネルギーに関する情報提供や提案を行い、富士古河E&Cは設備の施工、保守・メンテナンス、再エネ事業の運営などを担当する。

 両社による共同事業の第1号案件は、栃木県那須烏山市に建設した「富士古河コスモスエナジー那須烏山太陽光発電所」で、今年1月5日に運転を始めた。出力1.7MWで、東京電力に売電している。同案件では、昭和リースの取引先が所有する遊休地を活用し、富士古河E&CがEPC(設計・調達・施工)を担当した。ファイナンスは、昭和リースが提供した。