クラウドクリニックサービスの仕組み
クラウドクリニックサービスの仕組み
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 クラウドクリニックは、在宅医療の現場が抱える医師の業務負担やコストの問題を解決するサービス「クラウドクリニックサービス」を2016年4月にスタートする。外来機能を持たない「在宅医療専門診療所」の開設が解禁される見込みであることも背景に、在宅医療をとりまく問題の解決をサポートする。

 クラウドクリニックサービスは、在宅医療を行う診療所に向けて、電子カルテ入力・医事会計などの業務のアウトソースと専門家コンシェルジュサービスを提供する。電子カルテの入力や必要書類の作成、診療報酬の算定を、クラウド型システムを活用した遠隔サポートで受けることが可能。診療所にとっては、スタッフの人件費や教育コストの抑制が見込まれる。

 専任のコンシェルジュは、医師と打ち合わせを行いながら、在宅療養支援診療所ごとに最適な業務改善施策を提案する。また、2016年開始予定のコールセンター業務においては、ファーストコールの委託に対応することで医師の負担を軽減する。