帝人グループのねむログは2016年3月23日、就寝時に腹部に巻いて使うウエアラブルセンサーと、スマートフォンアプリを組み合わせた入眠支援ツール「ツーブリーズ(2breathe)」を発売した(ニュースリリース関連記事1同2)。ウエアラブルセンサーで捉えた呼吸パターンに合わせてスマートフォンからガイド音を発し、ゆったりとした呼吸を導きリラックスさせることで眠りにいざなう。寝付くまでの時間や呼吸状態の推移を後からアプリで確認できる。同日、東京都内で製品発表会を開催した。

センサーを腹部に巻いて横になり、ガイド音に合わせて呼吸を整える。アプリはiPhoneやiPadなどのiOS端末で利用できる
センサーを腹部に巻いて横になり、ガイド音に合わせて呼吸を整える。アプリはiPhoneやiPadなどのiOS端末で利用できる
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 ツーブリーズは、イスラエル2breathe Technologies社が開発したもの。ねむログが日本における販売契約を結び、世界に先駆けて発売した。日本では「国民の5人に1人が睡眠に問題を抱えているとされる。我々の調査でも現役世代の4~5割が睡眠に悩みを感じており、通院や治療などの対処はほとんどなされていない。日本において睡眠支援のニーズは高いと感じている」(ねむログ 代表取締役の濱崎洋一郎氏)。