三井造船は3月18日、大分事業所内に開発していた、出力約45MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)が完成したと発表した。
伊藤忠商事、九電工と共同で設立したSPC(特定目的会社)である大分日吉原ソーラーに引き渡した。SPCの出資比率は、伊藤忠が50%、九電工が30%、 三井造船が20%となっている。
3月1日から、発電した電気を全量、九州電力に売電している。年間発電量は、一般家庭9300世帯分の消費電力に相当する、5230kWhを見込んでいる。
大分事業所内にあったゴルフ場である旧・日吉原カントリークラブの敷地うち、46haを利用して建設した。三井造船が、大分日吉原ソーラーに土地を貸している。
今回のメガソーラーの隣接地には、すでに出力約22MWのメガソーラーが稼働している(メガソーラー探訪の関連記事)。
EPC(設計・調達・施工)サービスは、三井造船が担当した。九電工が、施工を担うとともに、20年間のO&M(運用・保守)を担当する。
太陽光パネルは東芝製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。